DIY初心者が築46年築古物件をセルフリノベーションしたシリーズ、第4話。
今回はリノベーションでいちばんはじめに取り掛かった、古いキッチンの撤去と床剥がし、キッチンと和室の壁を壊したお話です。
古いキッチンを撤去
この物件には、新築当時に備え付けられた壁付けキッチンがありました。
状態がよければそのまま使うのもありかな……と思っていたのですが、
「今風の生活環境に合う間取りは?」
と思案し、キッチンと和室2部屋を繋げて対面キッチン付きのLDKにすることにしました。
和室を洋室にリノベする方法については、こちら↓の記事でも紹介しているので見てみてくださいね。
既存のキッチンの位置を変更することになるため、古いキッチンは使えません。
なので撤去します!
古いキッチンはホーロー製で、仲良くしている電気工事屋のMさんに事情を話すと、鉄くずとして売れるらしい。
ヤッター!処分費がかからなくてラッキー♪
(Mさんは前にDIYした物件で大工さんを紹介してくれたり、産廃の処分の際にトラックを出すよ、と言ってくれた人で、今回もとってもお世話になりました。)
古いキッチンと吊り戸棚をバールなどを使って壁から外していきます。
ホーロー製なので重い、重いよ……。
撤去してからの移動は、男2人でやっとでした!
リノベーション後は給湯器でお湯を沸かすので、壁についていた瞬間湯沸かし器も取り外します。
キッチンを取り外してみると、吊り戸棚のあった砂壁と他の箇所の砂壁の色の違いが明らかに。
茶色だと思った砂壁は元々は緑がかった色でした。
それだけ壁が汚れてる証拠ですよね……。
壁のリノベーションも頑張らねば!と思いを新たにしました。
キッチンの床を剥がす
次はキッチンの床を剥がしていきます!
一度補修したのか、合板が不自然に打付けられていたキッチンの床。
その合板をバールとハンマーを使って剥がし、その下の床板をさらに剥がし、根太だけの状態にしました。
床の下地になっている合板は壁の中に差し込まれた状態なので、ただ床板を剥がしただけだと、壁の中の合板が取り切れません。
壁の中に残った合板の端切れをペンチで地道に取っていく作業……。
地味ですが、後々新しい合板を根太の上にきれいに貼るには必要な作業になります。
築古物件あるあるで、当然のように床には断熱材は入っていません。
根太の下は土です。
土から上がってくる冷気で、冬はきっと寒かっただろうな~。
和室の壁を壊して1部屋に
キッチンと和室2部屋を1部屋にするには、邪魔な壁がありました。
写真のようなものです。
この壁に筋交いなどが入っていなければ、躯体に影響はないので壁を壊せます。
筋交いが入っていても、それを活かすような部屋のデザインにできればOK!
ということで、壁をバールやハンマーでガンガン壊していきます!
砂壁なので粉塵対策が必要。
こういった作業の時は粉塵防止用のマスクとメガネを装着しましょう。
私が使ったマスクは楽天(興研 ハイラック Neo)とAmazon(3M Vフレックス 防じんマスク)で購入しました。
そうして壁をぶっ壊していった写真が↓です。
壁を壊す前に古い畳を撤去しているので、床板がむき出しになってますね~。
和室同士を区切っていた壁を壊して、長押や吊り束などの木部も外していきます。
太い釘で打付けてあるので、これがなかなか外れない!
テコの原理を使って、なんとか解体していきます。
長押を取っていくと、壁の柱には凸凹の跡が残ります。
これをどうやって目立たなくするか……。
キッチンと和室を区切っていた下がり壁(垂れ壁)も壊します!
と、キッチンと和室の天井の高さが違うことに今さら気付きました。
これの解消の仕方も今後の課題です。
鴨居や敷居も撤去。
床の高さレベルをキッチンと和室で合わせなければなりません。
これも今後の課題点です。
長くなったので、今回はここまで。
課題点の解消方法については後日ご紹介しますので少々お待ちください。
次回は押入と床の間の撤去について書きたいと思います。
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