DIY初心者が築46年築古物件をセルフリノベーションしたシリーズ、第9話。
今回は浴室DIYリノベの続きです。
浴室リノベの作業工程をおさらい
今回の浴室DIYリノベの作業工程をまずはおさらいします。
- バランス釜の撤去
- バランス釜を撤去して空いた壁の穴を塞ぐ
- 洗い場の段差を解消
- コンクリート土間の高さ調整
- 浴槽設置
- 追い炊き装置の工事(ガス屋さんに委託)
- 給湯管工事(設備屋さんに委託)
- 浴槽と洗い場の隙間を埋める
- 天井・タイル壁の塗装
- 洗い場床のシート貼り
- 隙間コーキング
前回の記事でバランス釜の撤去から浴槽の設置、業者さんによる施工まで行いました。
今回は8から解説していきます。
浴槽の隙間を埋めて、天井・タイル壁を塗装する!
8.浴槽と洗い場の隙間を埋める
以前使っていた浴槽とバランス釜があったスペースに新しい浴槽を設置しました。
当然サイズが違うので、浴槽と洗い場の床との間に隙間ができてしまいます。
これを平坦するためのDIYをやっていきます!
まずどの程度隙間ができているかを測定し、その幅に合うコンクリート平板とレンガをホームセンターで購入してきました。
上の写真のように、コンクリート平板を浴槽側に沿って隙間に差し込み、セメントで固定していきます。
コンクリート平板で壁を作って、セメントが浴槽下に流れ込まないようにするイメージです。
コンクリート平板は幅に合わせてディスクグラインダーでカットして使用。
浴槽左横はコンクリート平板と壁との隙間がかなりあったので、セメントの節約も兼ねて、家にあったブロックを砕いた砕石を詰め、その上からセメントを流し込みました。
セメントは乾燥すると痩せるので、1日置いて再度痩せた分セメントを流し込み、表面をコテで均して再度乾燥させました。
これで床の下地処理は終了です。
9.天井・タイル壁の塗装
続いてのDIYは天井と壁の塗装です。
手順は下記のようにしました。
- 古いコーキングを剥がす
- タイル面にサンダーをかける
- ひび割れ箇所を補修
- 養生
- タイル面にミッチャクロンマルチ塗装(2回)
- 天井・壁をペンキ塗装
- 養生剥がし
(1)古いコーキングを剥がす
この浴室は古い家にありがちな、壁の腰高まで水色の四角いタイルが貼ってあるデザインでした。
タイルには所々ひび割れや剝れがあります。
これらをコーキングで補修してあったところは、一度コーキングをスクレーパーで剥がします。
(2)タイル面に目荒らしをする
今回は禁断のタイル塗装にチャレンジするため、その下処理を行いました。
タイル面に細かい傷をつけて塗膜を密着させるための「目荒らし」です。
最初、サンダーに粗目の紙やすりをセットしてトライしてみたのですが……。
全く傷が付きませんでした!(泣)
タイルの耐久性って凄いんですね……。
そこで、コンクリート研磨用のカットソーをディスクグラインダーに取り付けて、ガンガン削っていきます。
もちろん装備は粉塵防止マスク+メガネ+帽子。
はっきりいって粉まみれになりますのでご注意を!
目荒らしが終わったら粉まみれになった浴室を拭き上げて、粉を除去しておきます。
(3)ひび割れ箇所を補修
タイルの補修材でひび割れ箇所を埋めていきます。
今回使ったのは家庭化学さんの「浴室急硬パテ ホワイト」。
付属の練り水で粉を溶くと少し硬めのテクスチャだったので、「これは固まるのは早そうだ」と思い、付属のヘラを使って、ひび割れ箇所に急いでパテ埋めしていきました。
(4)養生
塗装前には必ず養生をします。
今回はマスキングテープと養生テープ、マスカーを使って、浴槽・床・窓・入口まわりを養生しました。
養生はいい加減に行うと塗装のクオリティを下げるので、しっかり行いましょう!
(5)タイル面にミッチャクロンマルチ塗装(2回)
塗装の下地材として定評のある染めQの「ミッチャクロンマルチ」を塗っていきます!
ミッチャクロンマルチはあらゆる素材を密着可能にするプライマーとして、DIYerに人気の商品です。
今回は念のため2度塗りしました。
ミッチャクロンマルチのテクスチャーはさらっとしていて、とてもよく伸びるので、出し過ぎに注意です!
強いシンナー臭がしますので、換気は必須です。
(6)天井・壁をペンキ塗装
塗装は上から塗っていくのが基本ですので、天井から始めていきます。
今回使ったペンキは「アサヒペン NEW水性インテリアカラー浴室カベ 白」。
1.6Lを2缶使いました。
タイル部分の塗り始めは弾くような感じでしたが、塗り進めていくうちとスムーズに塗れるように。
1度塗りの後、1日乾燥させて2度塗りします。
天井と壁が白くなるだけで、とても清潔感のある空間になりました!
(7)養生剥がし
完全にペンキが乾く前に、養生を剥がします。
ペンキが乾いてしまうと養生を剥がす時にマスキングテープを貼った境い目のペンキが一緒に剥がれてしまうので、要注意です。
長くなったので、「10.洗い場床のシート貼り」は次回にご紹介したいと思います。乞うご期待ください!
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