こんにちは、ケイです。
ずいぶんとブログをお休みしてしまい、申し訳ありません!
一部の方にはもうお分かりかと思いますが、またまた別の物件のDIYリノベーションを手掛けておりました。
その物件については、また今度詳しくご紹介したいと思います。
今回は解説が途中になっていた、築46年築古物件をセルフリノベーションしたシリーズ、第11話。
ついに浴室DIYリノベの完結編です!
浴室リノベの作業工程を復習!
浴室DIYリノベの作業工程をおさらいしましょう。
- バランス釜の撤去
- バランス釜を撤去して空いた壁の穴を塞ぐ
- 洗い場の段差を解消
- コンクリート土間の高さ調整
- 浴槽設置
- 追い炊き装置の工事(ガス屋さんに委託)
- 給湯管工事(設備屋さんに委託)
- 浴槽と洗い場の隙間を埋める
- 天井・タイル壁の塗装
- 洗い場床のシート貼り
- 隙間コーキング
前回の記事でバランス釜の撤去から浴槽の設置、業者さんによる施工まで行いました。
今回は10から解説していきます。
洗い場の床に浴室用シートを貼って、コーキングを打つ!
10.洗い場床のシート貼り
浴室の床は古い磁器タイルと、あまりにも古く寒々しいものだったので、浴室用の床シート(以後床シートとします)を貼ります!
手順は次の通りです。
- 養生
- 床シートのカット
- 床のレベル調整
- 接着剤を塗る
- 床シートを貼る
- バスナシールSSでコーキング
- 養生剥がし
- 排水口に目皿を取り付け
今回使った資材はこちら↓(リンク先は2023年9月現在、多分いちばんお手軽に入手できたところです)。
東リのバスナシリーズは浴室用のビニル床シートで、既存の浴室リフォームをはじめ、大小さまざまな浴室で採用されている、信用ある商品です。
ネットで購入すると、床シートは巻かれて納品されますので、使用前に平らな場所に置くなどして巻き癖を取っておきましょう。
道具は次のものを用意しました。
- 養生テープ
- マスキングテープ
- マスカー
- ゴミ袋
- カッター(丈夫なもの)
- カッターの替刃
- ペンチ(カッターの刃を替える時に使用)
- ハサミ
- 厚紙(型紙用)
- 鉛筆
- 両面テープ
- 左官コテ(クイックレベラー用)
- 床用ローラー
- コーキングガン
- シリコンシーラント防カビ用
- 排水口用の目皿(あらかじめ排水口の径を測って購入する)
1.養生
床シートを貼る前に壁側をマスキングテープで、浴槽をマスカーで養生します。
床シートを貼った後、コーキングをバスシートと壁の隙間にいれるのですが、壁や浴槽が汚れないようにするためです。
2.床シートのカット
昔ながらの浴室の見栄えをアップし、さらに水はけを良くするため、浴室用の床シートを貼ります。
洗い場の寸法を測って、床シートをそのサイズより3mm小さくカット。
※3mm小さくカットするのは、コーキングを入れる時、隙間を埋めやすくするためです。
排水口部分の穴あけの方法
- 排水口より5mm程度大きい型紙を厚紙などで作成し、排水口の上に置きます。
- 両面テープを上側に貼り、その上に床シートを仮置きして、型紙が床シートの裏面に貼り付くようにします。
- 床シートを裏返して、貼り付いた型紙に合わせてカットしましょう。
3.床のレベル調整
床が凸凹としているので、均一にするためにレベル調整します。
使用したのは「クイックレベラー」です。
使用感としては、きめが細かくて柔らかいモルタル?という感じでした。
クイックレベラーの使用法
- クイックレベラー1kgに対して、水300ccを用意。
- 水を入れた容器にクイックレベラーを少しずつ加えながら混ぜ合わせます。
- 水と混ぜたクイックレベラーを地ベラや左官ゴテで塗り拡げます。
名前の通り、固まるのがとても早いので、素早く塗り拡げるのがポイントです! - 夏なら10分、冬なら30分程度で表面が白く固まるので、塗りで均一にならなかった凸凹はスクレーパーなどで削っておきます。
今回の床は1畳強くらいの広さだったので、クイックレベラー1袋で十分足りました。クイックレベラーを塗る範囲が広い場合には、アマゾンで単品売りしていますので、そちらで購入してもいいと思います。
4.接着剤を塗る
次に、床シートを貼るための接着剤を床に塗ります。
今回選んだ「バスナセメントEPO」はA液とB駅を同じ量ずつ混ぜ合わせて使用します。
液はどちらもドロリとしていて独特のシンナー臭がするので、セット付属のヘラなどを使って手早く均一に混ぜます。
混ぜると硬化が始まるので、素早く塗り作業に入りましょう。
塗る際は付属のハケを使って凸凹を平らにするよう、まんべんなく床全体に塗っていきます。
塗り終わったら約1時間のオープンタイムを空けます。
5.床シートを貼る
オープンタイム後、床シートを貼ります。
床用ローラーや写真の様に角材(根太など)にタオルを巻き付けた部材を使い中心から端に向かって圧着します。
6.バスナシールSSでコーキング
貼り付けた床シートの端をマスキングテープで養生。その後、床シートと壁の境い目を「バスナシールSS」でコーキングします。
ここでミスすると、床シートの下に水が入り込んでしまうので、慎重に作業しましょう!
7.養生剥がし
バスナシールSSが乾かないうちにマスキングテープを外します。
8.排水口に目皿を取り付け
排水口のサイズに合わせて目皿を用意しましょう。
目皿はホームセンターの水道用品売り場やネットでも購入可能です。
今回の目皿は取り外しできないものを用意したので、まずは排水口周りをマスキングテープで養生しました。
そして、目皿との接着部分に防カビ仕様のシリコンシーラントをコーキングし、目皿を設置、マスキングテープを外します。
11.隙間コーキング
壁に入ったひび割れ、タイルとドアの間など、水漏れしないように隙間にシリコンシーラント防カビ用をコーキングします。
- コーキングの前準備としてマスキングテープでコーキング箇所を養生
- コーキング
- 養生したマスキングテープを外す
使用したコーキング剤はこちら↓
浴室DIY完了!実際かかった費用は?
前は暗くジメッとした印象の浴室が、DIYで明るく清潔感のある浴室に生まれ変わりました!
しかも冷たい石の床から、温かみのある浴室シートとなり、ヒートショックのリスクも軽減。防滑性や水はけにも優れているので、心地よく浴室を使用できるようになったと思います。
DIY費用は材料費の約10万円。
内訳は、
- 浴槽4.5万円
- 浴室シート&接着剤2.3万円
- 混合水栓1.5万円
- 浴室用ペンキ&ミッチャクロン0.7万円
- レンガ、セメント0.5万円
です。
業者さんに頼んだら何十万円にもなる浴室リフォーム。
いろいろとDIYのコツが必要でしたが、想定よりも安くできて、仕上がりも◎でした!
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