DIY初心者が築46年築古物件をセルフリノベーションしたシリーズ、第8話。
今回は一旦LDKのDIYから離れて、浴室DIYリノベについて書いていきます!
「バランス釜」って知ってますか?
築浅の物件では見なくなりましたが、築40年以上の築古物件ではお目にかかることもある「バランス釜」。
年配の方は知っているかもしれませんね。
私も含めた40代の人は使ったことが無い、という人が多いかも?
今の多くのお風呂は外に給湯器があり、温めたお湯を湯舟に送るようになっています。
給湯器は洗面所やキッチンでもお湯が使えるように、配管されていますが、バランス釜の場合にはお風呂のお湯のみ供給する仕組みになっています。
キッチンのお湯は、瞬間湯沸かし器がキッチンの壁に取り付けられていて、そこからお湯を出して使うというスタイルです。
写真のように、「バランス釜」はお風呂場の中に給湯用の設備があり、直接お湯を湯舟に送ります。
お風呂場が狭くなるし、シャワーもバランス釜に直接接続されていて、お世辞にも使い心地が良いものではありません。
今回の物件、まんまとお風呂が「バランス釜」でした……!
バランス釜から今風の浴室へDIY!
この築古戸建のお風呂を今風に作り替える。
そんなDIYにチャレンジします。
私自身、初の試みです!
計画した作業工程は
- バランス釜の撤去
- バランス釜を撤去して空いた壁の穴を塞ぐ
- 洗い場の段差を解消
- コンクリート土間の高さ調整
- 浴槽設置
- 追い炊き装置の工事(ガス屋さんに委託)
- 給湯管工事(設備屋さんに委託)
- 浴槽と洗い場の隙間を埋める
- 天井・タイル壁の塗装
- 洗い場床のシート貼り
- 隙間コーキング
ざっとこんな感じです。
インターネットで調べたり、水道屋さんに聞いたりして、全て我流で施工しました。
1.バランス釜の撤去
まずはバランス釜の撤去です。
ネジなどで止まっている接続部は外していきます。
外れない部分はグラインダーでカット!
バランス釜本体は重かったですが、なんとか抱えて取り外しました。
お風呂の壁にぽっかり穴が空いて、外が丸見えです。
2.壁に空いた穴を塞ぐ
バランス釜を外すと、もれなく壁に四角い穴が空きます。
このままだと雨が入ってしまうので、塞ぎます!
YouTubeでイメージを掴んでいたので現場に合わせて応用。
外側と内側で穴のサイズが違いますので、外と内でそれぞれ木の枠を作りはめ込みます。
これは壁にフタをする際にビスを打ち込む基礎にするためです。
フタは「ケイカル板」を採用しました。
外壁側はシーラーを塗り、セメントで固めて完成です。
3.洗い場の段差を解消
洗い場と湯船をおいてあった土間の間に、5cm程度の段差がありました。
この部分が邪魔なので切ってしまいます!
ディスクグラインダーにコンクリート用のカットソーをセット。
グラインダーでひたすら削り切り。
やってみたら……コンクリートの粉塵がもの凄いです!
防塵マスクしていても気管に入ってきます……。
部屋は粉塵で真っ白。
何も見えないくらいです。
防塵マスクと不織布マスクを重ねてつけていましたが、かなり辛い作業でした
ちなみにウチで使っている防塵マスクは2種類。
楽天で売っている防塵マスク(ハイラック Neo 5枚入り)は嫁と子供用。
自分用は3M Vフレックス 防じんマスクをアマゾンで購入しています。
4.土間の高さ調整
土間に浴槽を設置するので、排水は直接土間にされます。
浴槽をそのまま土間に設置するのはNGです。
もしそのまま置くと、
- 浴槽の足部分の劣化
- 湯舟が低くなる
- 土間は水平ではないので浴槽が安定しない
といったことが起こります。
それらを解消するために、今回は高さ調整と水平になるよう、「レンガ」と元々の浴槽下においてあった石板(厚さ5ミリ位)を浴槽の足部分に置きました。
レンガと石板の固定はセメントを使用しています。
5.浴槽設置
今回設置した浴槽は楽天で43,000円で購入しました。
実はこういう商品は個人ではなかなか購入しづらいのです。
というのも、まず平日配送限定。時間指定不可。
受け取りはトラックから下ろすのみで、そこから先は自分たちで保管できるところまで移動、配送の人は手伝ってくれません。
手伝ってもらうとすると別途料金がかかります。
しかも4トントラックが入れる場所でないとNG、というなかなかの制限があるんですね。
今回は配送の人が好意で台車を貸してくれて、自分たちの車のところまで持ってきてくれました。
感謝!!!
我が家の自家用車はTOYOTAのSPADE。
後部座席を倒して浴槽をダンボールから出して、なんとか積み込めました!
こうして運搬してきた浴槽を設置します。
レンガとの接着に使ったのは根太ボンドです。
根太ボンドをレンガの上に盛って置きます。
浴槽は想像以上に表面に傷ができやすいので、家族みんなで慎重に運び、根太ボンドを盛ったレンガの上に設置。
水平器で水平を確認して完了です。
6・7はさすがにDIYではできないため、ガス屋さんと設備屋さんに委託。
長くなったので、続きは次回に。
さてどんな浴室になったのか……乞うご期待!
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